東京という街

20090531lure.jpg1週間程、東京へ出張していた。
高層ビルに囲まれ、ある意味、志摩とは対極にある場所。自然が大好きな私からすれば決して居心地の良い街ではない。そうかといって東京が嫌いではない。
東京でいつも素晴らしいと思うのは、そのサービス水準だと思う。どこでも食事や買い物しても非常に気持ちの良い接客を受けられる。商品についての知識水準も高いし、顧客の希望をいち早く認識し、希望に沿った商品を薦めてくれる。そして、その薦め方も出すぎずに微妙にいい感じなのである。
今回、子供のおみやげ用に大型ショップへ服を買いに行った。
最初、見ていたコーナーは、息子のサイズには少し大きいものばかりだったので、「小さいサイズはありますか?」と尋ねたところ、丁寧に案内してくれた。そこまでは普通なのだが、無事希望のサイズを購入しショップを出るとき、先程の店員が「ご希望のサイズの商品はございましたか?」と丁寧に声をかけて下さった。あれほどたくさんの顧客がいる中で、個々の顧客をしっかり覚えるのは簡単なことでないと思う。東京の在住の方からすればこれらは普通のことなのかもしれないが、これは非常に素晴らしいことであると思う。
それに比べ、ここ志摩のサービス水準は残念ながら異常に低い。マニュアル的な教育がされるはずであるチェーンやフランチャイズにおいても同様である。
こういう接客を受けている子供達は、これが普通だと思いつつ成長していき、また同じようなサービスを行っていくわけで、なかなか地方のサービス水準というのは上がらないのが現状であろう。
地方には地方の良さがあり、その魅力は都心で得られるものとは全く別次元のものであるが、最低レベルの接客はして欲しいと思うのである。
*写真:ルアーもこっそりと仕入れてきました。

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