小河川での数釣りを楽しんだ後は、湖で一発大物狙い
まずは、屈斜路湖でやってみたが、釣れたのはランドロックのサクラマスとヒメマス、ウグイのみ。
しかも、湖の西側のポイント開拓していると、熊糞や生々しい足跡があり、さすがに怖くなって引き返した。
次は阿寒湖へ移動。
阿寒湖は北海道では珍しく遊漁料金が設定されている。
そして、徒歩ではアクセスできないポイントへの渡船(別途3,000円)もあり、利用者も多い。
日券1,500円也。
このインフレ時代、ディズニーやUSJなら1万円程度しますので、大人の遊園地が1,500円なら安いような。
近くのローソンで遊漁券を購入して、いざポイントへ。
ポイントは近くに専用駐車場のある「原野」「大島前」とか言われる場所。
しかし、ポイント入り口でいきなりこんな看板。
観光地なのに、ここでも熊が出とるやないかい!
しかも、数日前。
まぁ、どうせどこ行っても熊はいるし、ここまで来たら行くしかない。
まずは、メタルジグ15gを帯状に打って、カウントダウン数で地形把握。
かなり浅いところもあり、それなりに変化がある。
やや急なカケアガリに絞って、ジグをショートピッチで上げては、フォール、またショートピッチてなパターンが探っていくと、ドンと気持ち良い重量感。
釣り方はほぼショアジギングなんですけど、意外と鱒類に利くのは、昨年確認済み。
グネグネとした抵抗で上がってきたのは、細目のアメマス。50cmくらい。
同じ釣りで探っていくが、後が続かない。
風が出てきたので、スプーンで表層を探ると30cmほどのチビアメが釣れるが単発。
次は沖に生えている水草付近を探ろうと、再度、メタルジグでフル遠投して、水草に沿って、縦にアクションを入れていくと、再度、ドスンときた。
サイズは先程とそれほど変わらないが、阿寒湖らしい黄金に輝くアメマス。
とにかく美しい。
ここで昼食休憩して、次は「ウグイ川」河口へ。
プレッシャーが高いポイントなので、まずはウェーディングせずに、岸際のブレークを舐めるようにスプーン(チヌーク激アツ10g)で攻める。
このスプーン、厚みがあるので、サイズ感より重量があり、広範囲をロングキャストするには最適。
やや風が強いので、風でラインをはらませて、ウインドドリフト。
そうすると、ブレークにスプーンが差し掛かったところで、凄いスピードで魚が飛び出した。
そして、その勢いのまま、ジャンプ数回。
ニジマスだ。
ワイルドなファイトに翻弄されながらも、ラインテンションを保ちつつ、なんとかランディング。
これまた、何と言っていいのか、ニジマスらしくないニジマスと呼べばいいのか。
とにかく野性味溢れる力強いニジマス。サイズは60cmに少し足りない。
鱒類の姿には、1匹1匹に個性があるから、オモシロイ。
ここはソルトにはない魅力。
そして、そこから数投。
同じパターンでブレークが飛び出てきたのは、サクラマス。
出来過ぎ。
しばらくすると、漁協の監視員が見えて
「今日は、釣れないでしょう?」
「いやいや、アメマス、ニジマス、サクラマスと良型が揃いましたよ」
「今日は渡船でも釣れてないよ」
またまた北海道遠征では引きが強いのであった。