東海地方も例年より早い梅雨明け。今年の夏は長くなりそうだ。
今回は、先週購入したストリームトゥイッチャーの本格的なデビュー戦でもあるので、そのファーストインプレも含めて釣行記を。
川は、すっかり夏休みの川の雰囲気。
先週の釣りから、期待できるのは朝夕の短い時間のみと判断。
朝一に入ったポイントは、反応する魚は居たものの、フックアップまで持ち込めない。
次のポイントでは20cmのチビが1匹。
次は、先週の釣行の反省から、絞り込んだ本命ポイント。
夏と言えばガンガン瀬が良いポイントになるようだが、先週はすでに水温が高過ぎるのか、あまり強い流れには魚が着いていないように感じられたので、やや深さがある瀬を選択。
狙い方も、強いトゥィッチでなく、ナチュラルに魚の鼻先へ流し込むイメージ。
山蝦50Sをアップクロスに投げ入れ、流芯をシェイク気味に流し込んでいく、流れが落ち着く部分で、ギラリと反応。そのままトゥィッチを続けると、ゴツンとヒット。
オレンジ朱点の放流魚だが、コンディションの良い20cm台後半綺麗な魚。
こういう釣りは、ストリームトゥイッチャーがビタリとハマる。
リリース後、同じ流れを通すと更にチェイス。しかし、この魚は食わせられず。
釣りあがった同じようなポイント。
同じパターンで山蝦50Sを流し込んでいく。シェイクしながら、ミノーを目で追っていると、食い波(上から下へ入る流れ)に綺麗に入り、ミノーが下層の流れに入り込む。
期待感が凝縮する。
少し間をおいて、コツンとイメージ通りの気持ち良い小さいアタリ。
あわせを入れると、グイグイと強い首振り。
普段なら、あっいう間に寄せてしまうのだが、この魚、流芯へ入り動かない。かなりのサイズを確信。
やや強引にロッドを立てると、こちらへ動いたが、手前に沈んだ大岩がある。この大岩の上をなめるように強引に寄せに入ったが、これが失敗。
寄せきれずに大岩の側面に魚が接触したタイミングでフックアウト・・・。
敗因は、エキスパートカスタムEXC510ULXの感覚で強引に寄せたことにある。
エキスパートカスタムEXC510ULXの場合、ティップ部は少し遊びがあるが、そのすぐ下のベリー部はすでに硬い。よって、ベリー部を意識して強引に寄せれば、尺クラスなら瞬殺なイメージ。それに比べ、ウエダのロッドは、「曲げて獲る」のうたい文句の通り、曲げてからのバットから生まれるトルクが太い。よって、魚を掛けたら、やや溜めてから寄せるのが正解だった。
この後、昼過ぎまで、あちこちと歩くが、やはり魚の反応はなく帰路に着いた。
ストリームトゥイッチャーTS-56ULのインプレだが、一言で言えば、「楽」なロッド。「らく」でもあるし「たのし」でもある。
キャスト、ルアーの操作感、感度、やりとりの楽しさ、どれも高次元でバランスが良い。
強いのだが、小さい魚でも楽しめるし、ルアーの操作にしても、オーソドックスなミノーでチョンチョンするような釣りも出来るし、Dコンで水を切るような使い方もある程度出来る。また、アングラーの腕の無さをカバーしてくれるような側面もある。
そういう意味で、少しオートマチックな感じはあるが、私のような渓流初心者がミノーのトゥィッチを中心にアップ~ダウンまで多様な釣りをするには、最適であるように思う。
やはりこのロッド、10年以上前に完成し、モデル落ちすることなく今なお売れ続けていることだけはある。
DATA
ロッド:ストリームトゥイッチャー ボロン TS-56UL/ufmウエダ
リール:11ツインパワーC2000HGS/シマノ
ライン:スーパートラウトアドバンスVEP 5Lb/バリバス
ルアー:山夷50S
水温:24度
水位:田引0.00→-0.01
コメント
いい雨が降りましたので、やはり行かれてましたね(笑)
しかし・・・期待したほど水が動いた感じではなく、さらにタイトですね。
ポイントを絞りやすい、メリットはあるのですが・・・
大きいの、惜しかったですね。
この水ですと、どうしても慎重なストーキング=不利な立ち位置になりますしね。
当方、今週は完全休業です。
西村氏は今や本流の人というイメージですが、
もともと四国の渓流アマゴがルーツのようで
ショートロッドには格別の思い入れとこだわりがあると書かれてました。
私の2ピースのメーンロッドはSMITH TRBX-53MTHです。
ウエダやイトウクラフトと比べるとマスプロ品のイメージですが
キャラ的には今回のJUNさんのストリームトゥイッチャーに似ている感じです。
タックル・データを見ますと・・・
’11ツインパのハイギアも入ったようで・・すごい投資ですな(笑)
不意に来た魚は仕方ないですが、今回の魚は食うイメージが掴めていただけに、かなり悔しかったです。
それにしても暑いですね。土が乾いているからか、あっと言う間に水位が下がります。
昨夜も一気に40cm位、水位が上がったようですが、これまた半日で30cm減水です。今日の方がコンディションは良いかも。
西村氏というと本流でダウントゥィッチをしているイメージしかないですね。古い設計のロッドにしては、良いロッドと思います。汎用性があり、マルチアングラー?としては、最適なロッドです。夏はメッキ釣りに使用の予定。笑
TRBX-53MTHと言えば、正にDコンスペシャルですね。スミスも良い道具を作るイメージがあります。興味はあったのですが、サーフェイストゥイッチャーで好感触を得たウエダにしました。また機会があれば、振り比べお願いします。
ツインパは、ULXにあわせて購入したのですが、一回の釣行で、ローターに砂がみしてしまい入院してました。
道具も追い求めるとキリがないので、このあたりで落ち着こうかと思ってます。(多分?)
JUNさんこんにちは
今回ドキドキしながら読んでしまいました。
「食い波(上から下へ入る流れ)に綺麗に入り、ミノーが下層の流れに入り込む。」
たまらん感じですね。
餌がメインの私も、こういった流れに綺麗に餌が入ると集中力がMAXになります(笑)
しかし惜しいヤツを逃がしましたね。そしてこのシーズンに大きなサイズに口を使わせる技は流石としか言い様がありません。
JUNさん、こんばんは。
むむっ、なかなか川から抜けれませんね。しかし、ニューロッドの入魂しちゃうトコロが憎いですねぇ。
こちらは、カヤック撃沈でありました。
ぼちぼち、こちらにも来てください。^^
びーさん
ルアーも、ある程度、水深があるポイントの場合、反応があるのは食い波に入ったタイミングだけですね。
特に大型は、その一瞬だけしか、反応しません。ほとんどの場合、ギラリと動くだけで、なかなか口を使ってくれませんが。
あと、ルアーの場合、重いルアーで強引に沈めて、そこからは力技で激しいアクションを入れて無理やり反応させるパターンもありますが、これは本来のアマゴ釣りの楽しさが少しスポイルされている気がします。
ある意味、ジギングみたいな釣り。
今回の場合、一投目で、たまたま綺麗に流れに入ったんで食わせられたんだと思うのですが、いつもはなかなかそんな風には出来ません。
omedaさん
今年は、なぜか川から離れられません。暑くても浸かっちゃえば、海と違って、さっぱりと気持ち良いですし。
うかうかしているとomedaさんポイントも季節がら禁艇?時期になっちゃいますね。
来週は、海かなぁ~。と言いながら、今回、逃がした魚を是非獲りたいとも思っております。