今年の北海道釣り旅でチャレンジして見たかったのが、サクラマス釣り。
サクラマスと言っても、北海道では河川内のサクラマス釣りは全面禁止なので、海での釣りになります。
また海と言っても、メインポイントなる河口では法律で釣りが禁止されている場所(河口規制)もあるので、注意が必要です。
まずは、襟裳岬を観光してから、「百人浜オートキャンプ場」でキャンプ。
芝生が美しく心地良いキャンプ場です。温泉も徒歩圏内にありながら、一泊310円也。
翌日から南十勝方面を目指して走ります。
河川を見つけるたびに、規制の確認をしてから河口でキャストして行きます。
河口と言っても小規模な河川では、誰も釣り人いませんし、どうも魚気がありません。
逆に河川を渓流タックルで釣っていくと、まだ海が見えてる範囲でも小型イワナが釣れてくれます。
ただ、あまり登っていくと熊の危険性が高いため、深追いはしません。
いくつかの河川を見ていって、規模が大きく釣り人もたくさん居る、楽古川、広尾川に狙いを絞ります。
海サクラマスの釣り方は、サッパリ分からないので、地元アングラーさんから情報収集。
北海道のアングラーさんは、本当に親切な方が多く、私のような無知な釣り人に色々と教えて下さります。
状況的には、まだやや時期が早く、浜全体に1日1本~3本程度。
釣り方は、オーソドックな回遊待ちの釣りで、流れや潮目、地形の変化など変化のある場所をジグ、スプーン、ミノーで打っていく。
まずは、広尾川から。
アクセスは、ダート路でなかなかワイルドです。車の底を擦らないかヒヤヒヤ。
北海道でしっかり釣りをするには、最低地上高の高いSUVが必須です。
特に狭くて、深い砂利道では、車重の軽いジムニー一択なポイントもあります。
他県から遠征されている方でも、北海道釣行のために、ジムニーを買ったという方にもお会いしました。
河口周辺はアングラーが多いので、やや離れた場所。
昼に近い時間だったので、ジグの遠投で探っていきますが、1回フォール中にコツっとアタリましたが、それのみ。
1時間程度で飽きてしまったので、この日は終了。
翌朝は、楽古川でやってみます。
アサイチということで結構な釣り人がいます。
2時間ほどキャストしてみますが、サッパリ。
サーフの釣りは単調なので、苦手です。
帰り際、地元アングラーさんとお話しすると、かなり離れた場所で1匹のみ上がったとのこと。
なかなか厳しい。
そして、昼間は観光したりして、早めに風呂入って寝ようかと(夏の北海道では朝3時頃から釣りが可能です)温泉に向かっていたら、急に海風にかわり気温が一気に低下します。
この変化で、魚が動くかもしれないと、再度、楽古川河口へ入ってみます。
15分ほどキャストしたところで、河口近くに居たアングラーが上がっていくので、入れ替わりで、河口流れだしの1級ポイントへ入れました。
その1投目。
流れをクロスさせるようにジグをキャスト。
表層付近で数回ジャークしてから、流れでラインをはらませてドリフトさせていくと、コツッとアタリ。
ただし、フックには乗りません。
そのままリーリングを続けていると、しばらく巻いてから、ゴンゴンと良いアタリ。
スイープに合わせると、重みが乗りました。
ここからは、バレないように祈りながら、一定速度でゴリゴリ寄せます。
まぁ引き的にはイナダ程度ですね。
最後は寄せ波に合わせて、ズリ上げ。ここもサーフ青物と同じ要領。
姿を現したのは、銀ピカに輝く本命サクラマス。
写真だけ手早く撮って、リリースしました。
ちなみに、ヒットルアーは、中華製のSLJメタルジグ30g。
こういう左右非対称の木の葉型メタルジグは、北海道で使っている人は少ないですが、海でも湖でも非常に良く釣れます。
タックルは、シーバスタックルです。
海サクラマスを釣るにはかなり苦戦すると思っていましたが、実釣時間3時間程度で釣れてしまいました。
北海道ではほとんどのサーフや漁港はほぼ無人状態ですが、規制のない河口だけは異常に賑わっています。
アキアジ(鮭)のシーズンになると、更に数倍の人が押し寄せ、毎日、お祭り状態とのこと。
個人的には、アングラーが多いため横移動も難しく、回遊待ちの運ゲー的な要素も大きいので、それほど魅力には感じませんでした。
せっかく本州の混雑した釣り場を避け、広い北海道までやってきているので、他のターゲットを狙った方が面白いと思います。
ロッド:ルナミスS100MH/シマノ
リール:20ツインパワーC5000XG/シマノ
ライン:スーパーエックスワイヤー4 1.5号(25lb)/デュエル
リーダー:アプロード T/Z サスペンド磯 8号/サンヨーナイロン
スナップ:鉄腕スナップ♯1/フィッシングファイターズ