伊勢志摩サミットも無事に終わり、梅雨も明け、いよいよ夏本番です。
しかし、書くのは春の記事。
もう記憶が薄くなっていますが、今年は念願のサツキマスをキャッチできたので、まずはその記事から。
伊勢志摩地方で唯一サツキマスの遡上が確認されている宮川。
以前は、ある程度の遡上数があったようだが、平成16年の大災害以降その数はかなり減っているように聞く。
しかし、毎年のように間接的な形ではあるが釣果を聞いている。
残っている過去の遊漁券を見ると、一番古い宮川のアマゴ年券が平成23年のもの。
もう5年以上もサツキマスを狙っていることになる。
ただし、サツキマス狙いというよりは、支流でのアマゴ狙いをしつつ、櫛田川の行き帰りに少しだけ本流でサツキマスも狙ってみるというような状況でした。
ただ、いかにもと思われるポイントを狙っても、一度のチェイスも無く、本当に釣れない魚という印象だけは年々強くなっていた。
本流アマゴ釣りにもやや飽きてきた感があったので、今年はサツキをがっつりと狙ってみることにした。
とにかく通った。土日はほぼフル出動。増水でコンディションが良ければ平日仕事前にも何回かポイントへ走った。新規開拓も積極的にやってみた。
もういったい何回通ったかは分からないが、20回位は川に浸かったと思う。
やっぱり今年も釣れないのかなと思いつつ、入ったポイント。
長く深めの淵にある1つの流れの変化。
その流れをクロスするようにリッジフラット60Sで軽めのトゥイッチ。
どうせ釣れないだろうとそれほど集中していなかった。
しかし、流れの変化を出たところで、不意にゴツンとした衝撃。そして鱒特有のグネグネとしたローリング。
瞬間的に本命と確信。
ライトシーバスロッドだったので、有無を言わせず、一気にゴリ寄せ、ズリ上げた。
岸際に跳ねる銀色の魚体。紛れも無いサツキマス。嬉しさが込み上げる。
ランディングネットに入れると、銀色の鱗がパラパラと剥げ落ちる。遡上間も無いフレッシュな固体のようだ。
宮川のサツキマス。36cm。
子孫繁栄のために一生懸命川を登ってきた魚。写真を数枚撮ってからリリースしてやった。
それからしばらくした釣行で、もう1本かけた。
これは、広めの瀬をダウンで攻めていた時。
軽めのトゥイッチを入れては、少し送り込むような釣りをしていた。
ゴツンとアタリが来たものの、鋭さがなく、ニゴイと思った。
最初はニゴイのようなややトルキーな引きだったが、意外とスルスルと寄ってくる。
もしかしてと思い始めて、魚体を確認するとなんとサツキマス。
一気に緊張が走る。
ディープにウェーディングしていたので、ネットで掬うか岸まで誘導するか躊躇した。
その迷いを悟ったのか一気に走られフックオフ。残念。
この2回のコンタクトが今年のサツキマスの全て。
結局、2本しか明らかなサツキを掛けていないので、はっきりとしたことは言えませんが、自分なりに感じたことを書いてみます。
まず、サツキマスと本流アマゴ釣りは随分と異なるということ。
私の場合、これまで本流アマゴの延長線上の釣りと捉えていたのがそもそもの敗因だったような気がする。
サツキはアマゴほどの急流は好まないし、食わせ方もアマゴのような威嚇や反射を使ったアクションには反応しない。
もう少し具体的に言えば、そこそこの流れ(一般的なトラウトミノーがダウンで飛び出さない程度)を軽めのトゥイッチで誘うくらいの方が良いように思います。
本流アマゴの釣り方は、逆にシーバスの反応が良く、ピーカン時でも良型シーバスがもんどりうってくることがありました。
で、釣れる時はそれほど難しい釣りをしなくても釣れるということです。
今年はもうシーズン終了ですので、来年はこの経験を生かして、もう少し確立の高い釣りを目指したいと思います。
DATA
ロッド:モアザン テクニカルマスター MT76L/ダイワ
リール:13′ コンプレックスCI4+2500HGS/シマノ
ライン:シーバスPE0.8号 /東レ
ルアー:リッジフラット60S /ジップベイツ
コメント
JUNさん、こんにちは。久しぶりの記事がサツキだとは。おめでとうございました。
私も櫛田に行く道中でそれなりに眺めておりますが、まだまだ宮川も捨てたものではありませんね。
来年も是非モノにしてください。
omedaさん
今シーズンはサツキをかなり頑張りました。
宮川の川原は護岸が少なく、なかなか気持ちよく釣りができます。
そのおかげで、アマゴはさっぱり行ってません。宮川上流、櫛田川の年券は買ってあるのですが・・・。