2025年北海道遠征で、いちばん夢中になった川。
それが利別川だった。
利別川の特徴的な景観として印象的なのが、川岸に広がる粘土層のような岩盤地形。

長い年月をかけて川が柔らかい地層を削ったことで形成されたもので、独特のスリットやえぐれが連続する。
北海道らしい雄大さの中に、どこか異質で荒々しい雰囲気があり、この川ならではの景色を作り出していた。

瀬、淵、流芯、分流とポイントの変化にも富んでいて、川を歩いているだけで楽しい。
「次のカーブはどうだろう」
「この流れ込みは魚が着いていそうだ」
そんなふうに、次々と攻めたい場所が現れる。
まさに“釣り歩く面白さ”が詰まった川だった。
当然ながら人気も高い。
平日にもかかわらず、主要な駐車スペースにはすでに車が並んでいる。
プレッシャーが高い分、簡単には口を使ってくれない。
ただ、流れをしっかり読み、「ここだ」というスポットへ正確にルアーを送り込めば、ちゃんと反応してくれる。

特に印象的だったのが、ボトムに走るスリット。

流れの中にできた僅かな筋。
その深みに魚が溜まっていることが多かった。
スプーンをアップ気味にキャストし、流れに乗せながらスリットへ送り込む。
そして、「ここ」というピンスポットで一瞬スプーンに水を噛ませる。
すると――
「ドンッ!」
ロッドに衝撃が走る。
流れの中から魚がひったくるようにバイトしてくるあの感覚。
思わず声が出るほど痛快な釣りだった。
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今回キャッチできた最大サイズは45cm。
コンディションの良い綺麗な魚ばかりで十分満足だったが、実はそれ以上に悔しい一本がある。
流れの中に走るスリットで掛けた、明らかに別格の魚。
掛けた瞬間から力強いジャンプを連発。
重量感も走りも今までとは違った。
「これは50cmを超えてるかもしれない…」
慎重に寄せ、あと少し――というところで痛恨のランディングミス。
フックが外れ、魚は一瞬で流れの中へ消えていった。
最後に見えたのは、鮮やかなレッドバンド。
あの魚体は、今でも脳裏に焼き付いている。
悔しさは残った。
でも、それ以上に「また来たい」と思わせてくれる川だった。
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■使用タックル
ロッド:24 トラウトワン NS S76ML
▼北海道の本流、湖で大活躍
▼きっちり巻ける剛性感が好きです
リール:ストラディックC3000HG
▼コスパと信頼感のシーガー
ライン:シーガー PE X8 0.8号


