「北海道を車中泊しながら自由に旅してみたい!」

晴天のオロロンラインは最高より最高!
朝は、湖畔でゆっくりと珈琲。
昼は、観光、グルメ、釣り、登山。
夜は、温泉に入って、ビールを飲んで、そのまま車で寝る。
好きな場所へ移動して、
好きな景色で目覚める。

洞爺湖湖畔
私自身、そんな生活に憧れ早期退職し、ここ3年連続で北海道へ1ヶ月以上滞在しています。
この経験を皆さんにシェアしようと思います。
まずは旅の準備と言うことで持ち物について。
検索すると「持ち物はこれ!」みたいな記事はたくさん出てきますよね。
でも実際にやってみると、
そんな“理想の装備”だけでは全く足りませんでした。
正直、1年目はかなりキツかったです。

私の場合、何より釣具が多いです
だからこそこの記事では、北海道で1ヶ月×3年間、徐々にアップデートして分かった
✔「本当に必要だった物」
✔「いらなかった物」
だけをリアルにまとめました。

岩尾内湖白樺キャンプ場(500円也)
ちなみに私の車は、大きなミニバンでなく、背の低いワゴン車。
だからこそ、これから北海道車中泊をやってみたい多くの人の参考になると思います。
車中泊して分かった結論
1ヶ月やってみて感じたポイントは3つです。
この3つを押さえれば快適に過ごせます。
本当に必要だったもの
最重要なのは車中泊マット
結論から言うと、車中泊マットは「10cm以上」を選べば世界が変わります。
私はこれで腰痛が消え、疲れが完全に取れるようになりました。
正直、「睡眠の質=旅の質」と言っても過言ではありません。
1年目は、以前から持っているキャンプ用のインフレーターマットを使っていました。
最初の数日は快適でしたが……
1週間ほどで腰が限界。
途中でクッションを買い足したりしましたが、完全に失敗でした。
そこで2年目から導入したのが、10cm厚の高反発ウレタンマット。
これが大正解。やはり厚さは正義です。
✔ インフレーターマット(エアマット)
→ コンパクトだが
→ 最初は快適
→ 数日後に腰痛
✔ 10cm高反発
→ 少し大きい
→ でも爆睡できる
→ 疲労回復が全然違う
結果的に、私は完全にこちら派になりました。
しかもこのマット、幅が60cm・70cm・80cm・97cmなど選べるので、車幅に合わせやすい。
さらに、カッターやハサミで簡単に切れるので、私は車の長さに合わせて175cmに加工しました。
価格も6000円台でコスパ抜群。
車中泊歴30年近いですが、ようやく「理想のマット」に出会えました。

これは棚使用時の80cm幅ですが、全面ベットの時は97cm幅を使用してます
正直、このマットに変えてから「車中泊=キツい」が完全になくなりました。
もし1つだけ買うなら、間違いなくこれです。
▼爆睡可能だったマッドレス—価格と在庫をチェック(売り切れやすい)—
同時にボックスシーツも必須。
衣類をコインランドリーで洗濯する時に同時に洗います。
▼1000円程度のヤツで良いです。
北海道の夏車中泊で寝袋が超重要な理由
「北海道の夏なら寝袋適当でいいでしょ」これ、本当に危険です。
北海道は寒暖差がかなり激しく、
・晴れていたのに急に雨やアラレ
・前線通過で気温10℃低下
・6月や9月は朝一桁台
普通にあります。
実際、朝方に寒くて目が覚めたことも何度もありました。
だから私は、0℃対応クラスの寝袋を持っていくようになりました。
寝袋って、つい「安いのでいいか」と思いがち。
でも安いものは、同じ対応温度でも
・重い
・デカい
・生地が悪い
結局、買い直すことになります。

私は車中泊歴も長くいくつかの寝袋を所有しています。
モンベル、イスカ、ナンガの国産ならまず全く問題なし。
初めてなら、機能性とコスパでモンベルかイスカの二択です。
冬用はコンパクトになるダウン。3シーズンは扱いの楽な化繊。この組み合わせがおすすめ。
ちなみは、真夏は寝袋より冷間タオルケットなどが快適。
番手は迷うところです。個人によって耐えられる気温が違うからです。
私は50歳を超えて、寒さにはかなり弱くなってきました。
暑い場合は、ファスナー開けるとか、ファスナー全開で掛け布団スタイルもあり。
ただ、寒い場合は、とにかく耐えるしかないのです。
寒さに強い人なら対応を参考にすればいいですが、不安のある人なら、対応温度10℃ほど余裕を見ておいた方が良いです。
■0℃対応ダウン寝袋
▼モンベルならダウンハガー#1(使用可能温度 -10℃)
▼イスカ ポカラ(最低使用可能温度‐7℃)
実売価格安くコスパ良
■15℃以上対応化繊
▼シームレス バロウバッグ #5(使用可能温度3℃)
▼イスカ アルファライト300x(最低使用可能温度6℃)
夏車中泊で「充電式扇風機」は神アイテム
最近の北海道、逆に7月〜8月は暑いです。普通に猛暑になります。
昨年は内陸部の旭川や北見で30℃超え連発。
夜になっても車内が暑く、普通に寝苦しかったです。
印象的だったのは1000m以上標高のある旭岳でも、寝苦しい日があった。
そこで大活躍したのが充電式扇風機。
正直、これがあるだけで快適さが全然違います。

これは首振りタイマー無しで、結局、買い直しました(泣)
「暑くて寝られない」が、「普通に眠れる」になります。
北海道は、深夜にはほぼ20℃まで下がるので、寝入り時だけしのげばなんとかなります。
クーラー導入はハードルが高いですが、扇風機なら手軽。
タイマー付き・首振り付きがおすすめです。
💡ちなみに炭起こしの送風機としても使えます。
▼夏は在庫切れしやすいので早め推奨
海風が天然クーラーになっていて、暑くて眠れないことはまずありません。
オホーツク海沿岸は意外と暑いことが多い。
知床でもウトロは暑く、羅臼は涼しい。
目隠しシェードは「絶対に」あった方がいい
結論から言うと、北海道で車中泊するなら目隠しシェードは必須です。
理由は3つ。
・リラックス&防犯
・断熱
・遮光
特に北海道の夏。これが想像以上に朝が早い。
6〜7月だと、朝4時前には普通に明るくなります。
つまり、遮光しないと暑さと明るさで起きます。
目隠しシェイドは、市販の専用品もあります。
でも実際に使ってみると、吸盤タイプは意外と隙間ができる。断熱性も微妙。
そこで最終的に行き着いたのが、厚めの折り畳み型の銀マット自作。やり方は簡単。
窓サイズより少し大きめにカットして、押し込むだけ。
これだけで隙間なくハマります。

だいぶ劣化してきておりますw
厚めのマットなら断熱性がかなり高い。夏も冬も効果を感じます。
ロール型は収納にスペースが必要ですが折り畳みは収納しやすいです。

さらに、専用品より圧倒的に安い。
×薄いのは保温力がない
×ロール型は収納にスペースが必要
▼自作するならこの折り畳み式8mm銀マットがおすすめ
LEDランタンは「快適さ」が一気に変わる
車中泊って、夜をどう快適に過ごすかで満足度が変わります。
その時にかなり重要なのが、LEDランタン。
正直、最初は「車の車内灯でいいでしょ」と思っていました。
でも全然違いました。
暖色系のランタンがあるだけで、
車内が一気に“落ち着く空間”になります。

アマプラで映画をダウンロードしておくとオフラインでも見れます
私が使っているモデルは10年以上使っていますが、今でも普通に現役。
昨年、また同じモデルを予備に買いました(USBがB→Cに変わっただけ)。
・暖色
・白色
・無段階調光
全部できます。
▼3000円以下でコスパ最高のランタンをチェック!
クーラーボックスは「小型2個持ち」が最強だった
結論から言うと、長期車中泊なら「小型クーラー2個持ち」が最強でした。
大型1個より、圧倒的に快適です。最初は25Lクラスを使っていました。
でも実際は、
・場所を取る
・重い
・隙間が多く冷えにくい
と微妙でした。
そこで現在は、
・15Lメイン
・10Lサブ
の2台体制。これがかなり快適。
車中泊の生ゴミ問題が結構キツいです。
最近は捨てれるところが少ない。臭いが出る。
そこで便利だったのが、予備クーラー。
生ゴミを密閉して入れておけば、車内がかなり快適になります。
▼この防臭ビニールも忘れずに
最初は「クーラーなんて全部同じでしょ」と思っていました。
でも全然違いました。特に真空パネル系。
保冷力が段違いです。氷の持ちも全然違う。
私は現在、
・メイン → 真空パネル
・サブ → ウレタン
で使い分けています。
▼私のメインクーラーはダイワの釣り用(3面真空+ウレタン)
▼サブクーラーは秀和(SHU-WA)の6面ウレタン。
安価ながら保冷力が強くて、業界では有名なクーラー。10.4Lは売れ切れ多い。
これ、最初やってました。でも普通にお金が消えます。そこでおすすめなのが、
冷凍食品を保冷剤代わりにする方法。
・冷凍チャーハン
・冷凍麺
・冷凍ブロック肉
溶けるまでは保冷剤。その後は食べる。
かなり合理的です。
車中泊の調理器具(バーナー)は「CB缶」が最強
結論から言うと、長期車中泊ではCB缶(カセットボンベ)が最強です。
理由はシンプル。
どこでも買えるから。これはかなり安心感があります。
ただし、車内での火気使用は注意が必要です。火事は当然ですが、一酸化炭素中毒にも要注意。
▼一酸化炭素警報器も必須です。
また、フェリーへのガス缶持ち込みは禁止。現地で入手しましょう。
タフ丸ジュニアは本当に使いやすかった
私は現在、
・タフ丸ジュニア
・SOTO ST-330+ミニテーブル

左:モンベルクッカー 中:タフ丸ジュニア 右:SOTO ST-330+ミニテーブル
を使い分けています。
その中でも、初心者におすすめなのはタフ丸ジュニア。
理由は、いわゆるカセットコンロで使いやすい。とにかく安定する。風にも強い。
「タフ丸とどっち?」と迷う人も多いですが、車中泊メインならコンパクトなジュニアの方が扱いやすいです。
▼タフ丸ジュニア
登山やキャンプ兼用ならST-330
逆に、
・登山、ソロキャンプが好き
・軽量小型ミニマムが好き
・何より省スペース
と言う方はSOTO ST-330がかなり便利。
タフ丸ジュニアとほぼ同じスペースでクッカーがもう1つ置けます。
ちなみに一体型のST-310の比べると
・軽い
・耐風性強い
・大型鍋や鉄板も使用可能
とメリット大きいです。
▼ST-330はこちら
ミニテーブルも必須。
これがないと車内では使えないってくらい安定感がマシマシです。
▼多種多様なミニテーブルを今すぐチェック
クッカーは「フッ素加工」が正義だった
これも結論。
フライパンはフッ素加工じゃないと、結局ストレスになります。
焦げ付き始めると、洗い物が本当に面倒。
最終的にモンベルへ落ち着きました。
アルパインクッカー 14+16パンセット。
・軽い
・丈夫、耐久力あり
・サイズ感良し
・シリコンカバー付きで熱くない
全部バランス良いです。クッカーの中にマグカップも収納可能
▼コスパと機能性ならモンベルで間違いないです。
他にも小型のシェラカップ、グリルパンなども持っていきます。
ホットサンドメーカーは“旅の幸福度”を上げる
これは完全に趣味寄りですが、かなり満足度高いです。
北海道の朝。
外でコーヒー飲みながら、ホットサンド焼く時間。本当に最高です。
しかも、惣菜パンを焼くだけでも美味い。
特に、ネオレーズンバターロール。これ焼くと別物になります。
外カリカリ、中ジュワ。
ぜひ一回やってほしいです。

これも必ずフッ素加工を。洗わなくてもウェットティッシュで拭けばOK。
更に分離型は洗いやすいし、フライパンとしても使えます。
▼おススメは、「IWANO」「Qoovel」の2ブランド。私は「IWANO」です。
少し高めですが、燕三条モノが耐久性もあり、おススメです。
安いのはガタ付き大、フッ素加工がすぐに剥がれます。
カトラリーケース
「スプーンどこいった?」車内での行方不明はよく発生します。
荷物満載だと探せません。小物は全て1つのケースへ入れることを推奨。
箸、スプーン、フォーク、ナイフ、爪楊枝、着火マン、歯ブラシ、はみがき粉、耳栓、綿棒、洗濯バサミなどなど。

▼私は中が見える、キャプテンスタングのメッシュ型のケースを使用。
調味料
塩、コショウ、醤油、ソース、マヨネーズがあれば、十分。
車内は恐ろしく高温になるので、鮮度が心配。個包装ならまだ安心。
意外とスーパーになかったりするので、ネットで購入しておくのを推奨します。
▼数百円で小袋セットが買えます。Amazon価格をチェック
→ キッコーマン醤油小袋
→ カゴメ中濃ソース小袋
→ キューピーマヨネーズ小袋

外のビールはなんでこんなに美味しいんでしょう
ミネラルウォーター
言うまでもなく水は必要。
現地調達でもいいですが、出発前に安価なペットボトルを箱買い。
とにかく空いているスペースに、詰め込んでおくと安心です。
キャンプ場によっては、水道水が飲用不可の箇所もよくあります。
2Lより500ml複数のが使いやすいです。そのまま持ち歩きもできますし。
ポータブル電源は「750Wh前後」が最強バランス
結論から言うと、長期車中泊なら750Wh前後が一番バランス良かったです。
最初は250Whを買いました。でも足りない。
結局、768Whへ買い直しました。

これくらいあると、
・パソコン
・扇風機、ランタンの充電
・電気式炊飯器(→Amaon)
・電気式ホットサンドメーカー(→Amazon)
・電気毛布
かなり余裕。
1000Whになると
・重い
・大きい
・高い
私は、色々と比較し、最終的にEcoFlow RIVER 2 Proを使用。
▼今なら3万ちょいで買えます。最新価格をチェック。
北海道で絶対に忘れてはいけない熊スプレー
最後にひとつ。北海道で釣り・登山・キャンプをするなら、熊スプレーは本当に重要です。
「遭遇なんてしないでしょ」と思うかもしれません。
でも、私は実際に、ヒグマの足跡やフンを何度も見ています。観光地でも普通にあります。
遭遇率は高くありません。でも、持っていない不安はかなり大きい。
私は今、これ無しでは山へ入りません。
釣りなら、熊鈴+熊スプレー+ナタ の3点セットです。

今はもっとデカい熊鈴をじゃらじゃら付けてます
熊スプレーも近年、たくさんの種類が発売されています。
中には本州のツキノワグマ用でヒグマ非対応品もあります。
私は信頼性でFrontiersman(恐らくラングスジャパン(RANGS)も同じ)を使用しています。
やや高価ではありますが。
国産なら「熊一目散」がヒグマにも効くと明記されていて、品質にも良さそうです。
こればかりは、安いのが効くかどうかは私には分かりませんので、個人の価値観でご判断を。
→ 熊スプレーの価格と在庫をチェック
正直いらなかったもの
・大型クーラー
・大型のクッカー
・ガスランタン
・焚き火台
・テント
特に焚き火。最初は頻繁にやっていました。だって、「キャンプ」=「焚き火」でしょ?
でも途中で気付きました。「疲れる」んです。
3年目、思い切って焚き火無しのキャンプにしたら思いのほか快適でした。
とにかく普通のキャンプのような装備を持たない。
大きな荷物はスペースを取るだけです。
最終的に行き着いたスタイル
今の私のキャンプスタイルは、「タープ+車中泊」です。
北海道の自然の中で、外でご飯と酒を楽しむ。そして寝る時は車で熟睡。
これが一番快適。

使用しているタープは小川のシステムタープペンタ3×3。
ソロにぴったりのサイズ。
▼ただ、売り切れが多いです。今すぐチェック。
ポールは、アルミ製で短尺の連結タイプが正義。
軽いし、省スペース、状況に応じて、ポール長を変えられます。
私は通常は、前5本、後3本繋ぎで使用。
▼中華製ですが、FIELDOORのポールはかなり優秀で今も使っています。
今回紹介した装備まとめ
【最重要】
→ 車中泊歴30年。ようやく見つけた「理想のマット」
【夏の必需品】
→夏車中泊の神アイテム
【寒さ対策】
→ モンベル寝袋を見る
→イスカ寝袋を見る
【快適化】
→長年のベストセラー LEDランタンを見る
【北海道で必須】
→ 無いと死にます
【タープ&車中泊スタイルが最高】
→ 定番の小川タープ
→ このポールを使うべし
北海道の旅は、装備を増やすほど快適になるわけではありません。
本当に大事なのは、「しっかり眠れて、気持ちよく過ごせること」でした。
身軽に、でも寝具だけは妥協せず——それが3年間旅して辿り着いた結論です。



