久々のカヤック鯛カブラ

渓流の空気感に魅了にされ、しばらく海を離れておりましたが、そろそろカヤックも熱い時期かと海へ浮かんできました。
明るくなった5時頃から漕ぎ始めるが、期待していたエリアでは全く魚の反応が無い。
とにかくベイトがキーになる釣りなので、魚探を掛けながら漕ぎまくるが、ベイトの反応は皆無・・・。
20090711gashi.jpg20090711aji.jpg
4時間かけて5km程漕いだが、浅場の根でアジ、ガシ,メバルが各1匹釣れたのみ。アジは、30cm弱でそこそこだが。
撃沈状態のまま帰路に着こうかと思ったが、満潮からの下げ潮が良い感じに効きはじめてきたので、もう少し粘ることに。
ベイトの反応を探すことは諦め、カヤックを流しながら、カケアガリ部分にひたすら鯛ラバを打っていくことにした。
数投したところで、予想外に中層でコツコツとしたアタリが出た。そのままテンションを保ちつつ、巻き上げていくと、徐々に重量感が増し、ロッドが綺麗に弧を描いた。久々のこの感触。
ガツガツとした鋭角的な引きは、間違いなく鯛だ。寄せてくると水中から期待通りのピンク色の魚体が見える。この魚が見える瞬間って、結構、楽しかったりする。
無事ランディングしたのは40cm程の真鯛。しかし養殖の脱走兵なのか、尻尾近くにロープの後が付いていたので、この魚はリリースした。
20090711madai2.jpg少し漕ぎ戻り、先程と同じポイントを責める。数投したところで、再度、中層でアタリ。こいつもきっちりと掛ける。これまた、いかにも鯛という引きで上がってきたのは、45cmの真鯛。
釣り上げた瞬間に吐き出したのは、かなり小さめのイワシ。魚探には、ほとんど映らないが、少しはベイトが居るようだ。


 

20090711mahata.jpg続けて鯛ラバを落としていくと、今度は、着底すぐにコツコツとしたアタリ。最初は、少し引いたが後半は素直に寄ってくる。鯛ではないなぁ~と思って寄せてくると40cmのマハタ。
20cm級のマハタはショアから何回か釣ったことがあるが、このサイズは初めて。

20090711matou.jpgで、魚を〆ている間に流されたが、珍しく魚探にベイトの反応。鯛ラバをベイトが付いた層で斜め引きすると、またもアタリ。
根魚かと思ったが、たまに鯛のような引きをみせる。なんだろう~と思いつつあげてくると、45cm程のマトウダイ。
更に次のキャスト。着底同時にアタリ。あわせると、根魚っぽい引き。またマハタかと思いつつ、寄せてくると、浮いてきたのはなんと60cm近いヒラメ。根魚なら抜こうと思っていたのだが、魚を見て、慌ててネットを用意する。
が、これが失敗。カヤック後部に用意していたネットをとろうと、体の向きを変えたときに一瞬、ラインテンションが緩んでしまった。そこでタイミングよく、ヒラメがバシャバシャと波打ち、痛恨のバラシ。ヒラメは最も好きな(食べてという意味で)魚なので、かなりショック大。
20090711madai3.jpg気を取り直して、再度、鯛ラバを引くと、かなり上層でまたもアタリ。こんな上層で何だろうと思いつつ寄せてくる。すんなりと上がってきたのだが、水中から上がってきたのは、ワラサっぽい魚体。青物の割りには引かないなぁ~と思った瞬間、急に反転して、恐ろしいパワーでラインを引きずり出した。と同時にラインブレーク。
水面から見えた魚体は確かに青物っぽい魚体だったのだが、青物だったら、掛けた瞬間に走りそうだし、鯛ラバのスローリトリーブで食うことはないように思う。ひょっとするとサメとかそういった魚だったかもしれない。
最後、鯛ラバで塩焼きサイズの真鯛を追加し、終了した。
20090711ryouri.jpg今日は、前半こそさっぱりだったが、後半はかなり熱い展開だった。川の爽やかな感じもいいが、海のドラマチックな釣りもやっぱり楽しい。
我が家では釣った魚は、全て嫁さんが料理してくれる。今日の夕食はもちろん魚のフルコース。真鯛、マハタ、マトウダイの3種盛り合わせ。真鯛のカルパッチョ(個人的に真鯛はこの食べ方か漬丼が一番好き)。アジのたたき。マハタのあら炊き。マトウダイのムニエル(子供用)。
おいしい魚が食べられるのも、これまた海釣りの良さでもある。

コメント

  1. TOSHI より:

    JUNさん、やっぱこの時期は鯛ラバですか。
    しかしうまそうですね~。
    このメニューなら生ビール5杯は私ならいけそうです。
    最近というか7月は私も釣りしてません。
    はよ回遊魚釣りしたいです。

  2. JUN より:

    ショアだとメッキがまわってくるまで、釣りモノが少ないですよね。
    昨年は、シオがそこそこまわってましたが、今年はいないっぽいですし。
    カヤックは、そんな空白なこの時期を埋めてくれるので、なかなか重宝してます。
    ただ、この近辺でもショアからワラサ級が出てるような話を聞いてます。

  3. どぼん より:

    うわ~
    流石ですね!
    釣りのセンスのある人は、どんな釣りしても上手いですね!
    タイラバって、他にもいろんな魚釣れるんですね。僕も、今度浮く時はタイラバ初挑戦してみます^^
    奥様の魚フルコースも羨ましい~
    家の場合、嫁さんは魚捌いてくれないくせに「釣って来い!」ってうるさいですから^^;;

  4. おぱた より:

    美味しい魚たくさんでうらやましいです~
    しかも、奥さまに料理して頂けるなんて。
    うちは釣った魚はすべて自己責任です(笑)
    結婚するまでは母親がやってくれていたので、魚捌いたことなかったんですが、おかげで大分出来るようにはなりました…
    ヒラメは惜しかったですね。
    タイラバはほんと、いろいろ釣れるんですね。
    まだ、釣ったことがないので、どうも信じられません (^^ゞ

  5. JUN より:

    どぼんさん
    たまたま良いポイントに当たっただけです。
    この時期の鯛ラバは、お勧めですよ。是非、是非試してみて下さい。
    意外な魚が釣れるかもしれません。
    釣った魚を自分で魚をさばけるのは、カッコいいですよ。嫁さんは、新種の魚を捌くのが好きなんで、マハタやマトウダイに萌えてました。
    おばたさん
    鯛ラバって1匹釣れるまで、全く釣れる気がしないルアーですよね。
    巻くだけの楽ちんな釣りなんで、これやりだすと、ジグをシャクル気さえ起きないのが、ある意味、欠点でもあります。

  6. ストクラ より:

    おはようございます。
    めっちゃ熱いじゃないですか!
    でかいヒラメ、惜しかったですね!!
    でもマダイと美味そうなマハタもゲットして、
    暫く余韻が楽しめそうですね^^

  7. JUN より:

    ストクラさん
    最初は、さっぱりだったんですが、粘った甲斐がありました。
    ほんと、1時間程の激熱タイムでした。
    ヒラメとワラサっぽい魚も獲れてたら、最高だったんですけどね。
    掛けた感じはサメ?っぽかったんですが、付近にはケンケン引いている漁船が何杯かいたので、青物だった可能性も少しあります。

  8. はじけよう より:

    おお!すごいっすね~!!真ハタ今だに釣れませんわ~!!

  9. JUN より:

    はじけようさん
    昨年と同じく夏パターンに入ったようです。
    マハタは、食っても旨いですぞ~。

  10. kei より:

    はじめまして。
    自分も南伊勢町で小さいボートで釣りをしてるんですがJUNさんは南伊勢町のどこら辺から出航してるのですか?
    自分は阿曽浦から出ています。

  11. JUN より:

    keiさん こんにちは。
    申し訳ないですが、具体的な釣場は、明示しない方針です。
    カヤックでも漕げる程度ですので、それほど沖ではないです。
    三重の漁港は、最近、釣り禁止の場所が増えてきており、その波は、だんだんとカヤックやプレジャーボートにもやってくると思っています。
    南伊勢や志摩でもプレジャーボートに対して漁協がかなりうるさいエリアがあるのはご存知だと思います。
    限られた釣場やエントリー箇所に人が集中しない配慮ですので、ご了承下さい。

  12. kobamayu より:

    待ってました!!!海釣り!!!
    鰺釣り行きたい~^^
    瀬戸内海ではハトからさびきでたくさん釣れるよ~☆
    志摩行ってみたいな~♪

  13. JUN より:

    kobamayuさん
    アジなら、こちらの堤防からでも釣れますよ~。
    是非、志摩に遊びにきて。釣りでも観光でもご案内しますぞ!

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